あんぱん:妻夫木聡「念願かなってようやく」朝ドラデビューへ のぶ&嵩の人生に大きな影響与える八木信之介役で登場

連続テレビ小説「あんぱん」で八木信之介を演じる妻夫木聡さん (C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」で八木信之介を演じる妻夫木聡さん (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)。6月2日に始まる第10週「生きろ」では、妻夫木聡さんが八木信之介役で登場する。妻夫木さんは朝ドラ初出演。

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 妻夫木さん演じる八木信之介は、戦時中、嵩(北村匠海さん)が所属することになる小倉連隊の上等兵。軍隊になじめない嵩を気にかけ、折にふれ助け舟を出す。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、のぶ(今田さん)と嵩の人生に大きな影響を与えるようになる。

 妻夫木さんは出演発表の際「朝ドラに出演することはすべての役者にとっての目標だと思っております。念願かなってようやく出演できることに、喜びを感じております。そして、その作品がこの『あんぱん』ということがまたとても幸せなことです。初めて台本を読んだとき、胸がキューッとなりました。温かくて、時には厳しくて、大きな愛で包んでくれるこの作品は、きっと見てくれた方々の心にぽっと明かりを灯してくれると確信しています」とコメント。

 役については「私が演じる八木信之介は、一見厳しくも見えますが、冷静に繊細に物事を見つめ、本質を見抜く人。邪念なく嵩をみつめ、嵩のもつ清らかな心を大事に支えていけたらいいなぁと思っています。どんな時代でも簡単には生きられない世の中。だけど、忘れちゃいけない思いがある。思いやりの心。この朝ドラは希望の話です。そんなすてきな『あんぱん』の物語を、最後まで精いっぱい、心を込めて演じたいと思います」と意気込みを語っていた。

 また制作統括の倉崎憲チーフプロデューサーは「長年の念願がかないました。まだ新人のとき、初めて演出したラジオドラマに主演で妻夫木さんにご出演していただいて以降、いつか次は連ドラでご一緒できる日を夢見ていました。一昨年の秋、ロサンゼルスで久々の再会を果たし、その場でご本人に『あんぱん』に出ていただきたいとありったけの思いをお伝えしました。妻夫木さんに演じていただく八木信之介役は、戦地で嵩と出会い、戦後も長きに渡ってのぶと嵩に大きな影響を与えていくことになる人物です。厳しくもありながら、詩や文学を愛する一面も持ち、人間の本質と時代の流れを見抜き、嵩の詩を書く才能にも気付いて大きな流れを作っていくようになります。八木の登場でどのような物語の展開になっていくのか、楽しみにご覧いただけますと幸いです」と話していた。

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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