ブラッサム:主演朝ドラで作家役に挑む 石橋静河の何がすごい 制作統括「表情だけじゃなく指先まで全てで表現」

連続テレビ小説「ブラッサム」で主演を務める石橋静河さん(C)NHK
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連続テレビ小説「ブラッサム」で主演を務める石橋静河さん(C)NHK

 2026年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブラッサム」の制作・主演発表会見が5月29日、NHK大阪放送局で行われ、同作の主演を俳優の石橋静河さんが務めることが明らかになった。制作統括の村山峻平さんが会見後に取材に応じ、石橋さんの演技の“すごさ”について語った。

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 村山さんは、昨年4月から同局で放送された連続ドラマ「燕は戻ってこない」で、代理母となる主人公に扮(ふん)した石橋さんの演技を見て、「役の視座というか、役と対話しながら、その役がどういうものを大切にしているんだろうかというところを、すごくすごく掘っていくような方なんだろうなと思った」と感じたという。

 石橋さんは、オーディションではなくオファーによるキャスティングで、作家・宇野千代をモデルとした主人公・葉野珠(はの・たま)を演じる。

 朝ドラでは過去にも、小説家の田辺聖子さんをモデルとした藤山直美さん主演の「芋たこなんきん」(2006年度後期)などが放送されてきた。

 石橋さんは「ブラッサム」で女流作家役に挑むことになる。

 村山さんは「ほかの作品(『燕は戻ってこない』以外)でも、静河さんは表情だけじゃなく指先まで全てで表現されている」と、その演技を絶賛する。

 「さまざまな場面で主人公が大切な出会いと別れを経験し、感情の揺れ一つ一つに意味があって、それがどんどん折り重なっていくというのが朝ドラの半年間でできる強みだなと思っていて。ぜひ濃密な半年間の朝ドラにできたらと思っています」とアピールした。

 連続テレビ小説の第115作となる「ブラッサム」は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした物語。主人公・葉野珠が、故郷の山口・岩国を飛び出し、魅力的な人々との出会いによって、夢を手繰り寄せ、大正・昭和の激動の時代へと突き進んでいく。脚本は「あなたのブツが、ここに」「ブギウギ」などで知られる櫻井剛さんが担当する。

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