キャスター:日本を揺るがす43年前の全真相 意味深ラストに続編期待の声も(ネタバレあり)

「キャスター」最終第10話の場面カット(C)TBS
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「キャスター」最終第10話の場面カット(C)TBS

 阿部寛さん主演のTBS系日曜劇場「キャスター」(日曜午後9時)の最終第10話が6月15日に放送。思わぬ展開とラストに視聴者から驚きの声が上がった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 43年前、進藤(阿部寛さん)の父・哲(山口馬木也さん)と国定(高橋英樹さん)は自衛隊輸送機墜落事故を取材していた。進藤は哲の記事が世に出なかった理由を国定に問い詰め、真実を知ろうと再び洞窟へ赴き、閉じ込められてしまう。

 一方、週刊誌にニュースゲートの編集長・市之瀬(宮澤エマさん)が反社会勢力の関係者だというスキャンダルや、官房長官の羽生(北大路欣也さん)の他殺説と国定の関与疑惑でJBNは猛批判にさらされ、株価も暴落する。

 しかし、助け出された進藤によって、ニュースゲートで生中継された国定の記者会見で、国定ではなく、景山(石橋蓮司さん)によって羽生が毒殺されたことが判明。景山は逮捕されるのだった。

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 その後、進藤は43年前の自衛隊輸送機墜落事故が隠蔽された理由が、運んでいたものがプルトニウムで放射能漏れの危険があったからではないかと国定に告げ、父・哲の殺害を自白しないなら週刊誌にタレ込むと脅す。

 しかし、国定は43年前の真相を進藤に告白する。実は放射能漏れの危険はなく、このまま記事が出てしまうと風評被害が起きてしまうため、羽生が政治家として放射性物質の処理にも責任を持つことを条件に、哲は羽生、和雄(山本學さん)と記事を出さないことを約束する。

 ところが、新人だった国定のミスで記事の存在が景山の耳に入り、記事を出そうとしていると誤解した景山によって哲は殺されてしまったのだった。

 なおも、黒幕あぶり出しのために記事を出そうとする進藤だったが、国定はプルトニウムが核兵器転用のために米軍基地へと運ぶ予定のものだったことを明かす。国定は、非核三原則に反するこの真実が明るみに出れば反米感情が高まり、日本が分断されてしまうと語り、進藤は悩みながらも、国定の退任と引き換えに報じないことを決めるのだった。

 ラストでは、景山の実行部隊だったトゥゲザースペースの面々が一斉検挙されたことが明かされ、これまで進藤が追っていた事件の犯人もほぼつかまったことも判明。しかし、組織のリーダーは逃亡、進藤の元妻を刺した犯人は判明せず、リーダーとおぼしき者からの指示で謎の男(寺西拓人さん)が進藤の娘・すみれ(堀越麗禾さん)をマークするのだった。

 日本を揺るがしかねない思わぬ真相と、続編もありそうなラストに、視聴者からは「まだ明らかになってないことがあるから、続編してほしい」「殺した犯人も黒幕もミスリードにやられた」といった声が上がっていた。

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